亘理町からのお礼
「宮城県亘理郡お茶っこ倶楽部」のはじまり 代表:宍戸和子
亡くなった人達は最後の時何を思っていたのだろう。
幸せな人生だったと思っただろうか…
突然の終末に今までの人生を後悔しただろうか…
震災から1年。残された命の意味を考え続けた…
たまに仮設ですれ違う人達は疲れきっていた。
目はうつろだった。 せまい仮設での生活。
役所やら保険の申請やら慣れないことばかりで、あの穏やかで平和な生活はどこにいってしまったのか
亘理町は人口35000人の小さな町。 隣の家の子供でも悪さをしたら怒ってくれるおばちゃんがいるような温かい町だった。
震災から2年目になろうとする時、息子が突然立ち上がった!!
「ばぁーちゃん達のお茶のみの場を作るんだ。」
知人のSさんが、以前別の被災地で何ヵ月かやっていたおばあちゃん達のお茶っこ。
Sさんは仕事が忙しくなり続けられなくなってしまったので息子にバトンが渡された。
ノウハウはSさんから伝授された。
人前に出るのが苦手な親子が二人三脚で始めたお茶っこ倶楽部。
毎週毎週ハプニングの連続で、毎日息子と何時間もどうしたらみんなが来てくれるか、スムーズに運営できるか、楽しんで続けられるか何度も何度も話をした。
たくさんの人と会って教えてもらった。
たくさんの人に頭を下げた。
たくさんの人から勇気をもらった。
おかげさまで42回も続けることができた。
お茶っこ倶楽部1回目から今日までの写真を見ていたらおばあちゃん達の笑顔が輝き、洋服の色が明るくなりとっても嬉しくなった。
誰よりも一番変わったのは私達親子かも知れません。
応援してくれたすべての人に感謝しています。
2014.3 亘理町 お茶っこ倶楽部
チームBTBお茶っこ倶楽部訪問