チームBTB宮城レポート①   2012.6.3~6.8

                         チームBTB 森西・湯浅・島田・田中・大戸

6月3日(日)くもり

 

9:30~    宮城県内スポーツ施設の現状調査

 

      施設によって復興の進み具合が違います。

      宮城県武道館  仙台市太白区根岸町15-1
      http://www.mspf.jp/nisou/
      宮城県スポーツ振興財団・ミズノグループ
      屋根の破損のため見学不可
      現在、施設改修工事に伴い、合宿所を除く各施設の利用を中止。
     
      仙台市体育館  仙台市太白区富沢1-4-1
      http://www.spf-sendai.jp/scg/
      公益財団法人 仙台市スポーツ振興事業団
      天井が破損
      市民の「身体を動かしたい」という要望から、復興が約半年早まりました。
      身体を動かす習慣がある方が、自らアクションをおこされて、その声は行政を動かす。
      健康復幸の目標、自らの健康に興味を示し、主体的に取り組む大切さを実感しました。

 


 

13:30~     “健康を広める人を支援する復興セミナー”開催 → 詳細

      第1部 健康を広める人を支援する復興支援セミナー  13:30~16:30 
      第2部 ボランティア活動報告・情報交換       16:45~18:00 
          
      参加者 10名(インストラクター、起業家、会社員、主婦)
      講師  森西美香
 
      内容
      「健康支援に関わる人が知っておくと役立つ、非常事におこる心と身体の反応に対応する方法」
      《自分軸と繋がろう》 ~安定した自分で過ごすために~
      ・自分軸を作る ・信頼関係の構築 ・価値観 ・いい状態をつくるアンカー(反応)

 

      セミナー終了後の交流会
      現場のリアルな活動のお話をいただきました。
      インストラクターの支援活動において、仮設住宅の人たちと‘どこまでかかわるか’が難しいと
      感じていることなどが上がりました。
      渦中の取り組み、迷い悩み、喜び、ここまで継続されました。
      自立に向け第二ステージに進んでいます。
  
夜~    交流会

      参加者 治療家&トレーナー 青島大輔さん
          仙台市在勤 男性
             チームBTB(森西、湯浅、島田、田中)

 

      「現在必要なものは何か?」
       ・みんな不安で、継続できる仕事が欲しい
       ・県外の人にに現地でお金を使って欲しい(ツアーなど組む)
       ・今の仕事で夢を見れるようにしたい
        などの意見がありました。

 

      *現地に直接行って繋がりをもつこと、そして自ら語ることが大切だと感じます。

 


 

6月4日(月)はれ

 

宮城県岩沼市 仮設住宅 里の杜 東住宅集会所 内
FIT-R運営 『健康運動サロン』 

      

      担当  ・中村孝子 IR (FIT-Rインストラクター)運動コース
          ・伊藤真紀代 さん (FIT-R 協力スタッフ)   やすらぎコース
          ・マリンホーム地域包括センター( 森さん、猪俣さん)
      見学  ・チームBTB(森西、湯浅、島田)
      参加者 ・約20名
 
9:30~   4月から新しい試み、まだ運動が難しいがレクリエーションなら参加できるという方の為の
      『やすらぎコース』が始まっています。

      運動コースとやすらぎコースを組み合わせ、開始と終了のストレッチのみ両チーム一緒に行います。
      ・やすらぎコースでは、神経衰弱(同じ絵のカードをそろえる)
      ・運動コースでは、体調改善体操(スマイル体操)、足の指体操

 


 

      ハッピーフラッグ贈呈

      

      ハッピーフラッグは、BTB北海道チャリティイベントより始まった、小さな葉っぱの形の布に

      書かれた被災地の方への応援メッセージ集です。
      2012年3月11日のBTB関西にて完成した皆様のこころのこもった大切なメッセージ、東北の地

      に届きました。
      BTBの活動の様子を森西よりお話しさせていただくと、たくさんの笑顔と拍手を頂きました。

    


 

午後~   日和山公園(石巻市)

 

      石巻市内中心部の旧北上川河口に位置する高さ約56メートルの丘陵地。
      市内を一望できる場所としても知られており、眼下に流れる旧北上川の河口からは
      広く太平洋が広がり、天気が良い日は、牡鹿半島の他、遠く松島や蔵王の山々など
      を見ることができます。

      日和山公園で地元の男性(78)からお話を聞くことができました。
      公園は、長い、そして急な階段の上にありました。
      子ども達はこの階段を必死に駆け上がって避難したそうです。

 


   

      焼け残った小学校へ行ってみると“ひまわり”が植えられていました。
      ひまわりをお世話している人に「神戸から来た」というと、「はるかのひまわりがいるよ」
      と教えてくれました。


      阪神大震災で亡くなった少女。
      その年に彼女の家に咲いたひまわりが、17年を経て石巻市に芽をだしました。
      ひまわりを命の連鎖に例え、「震災の教訓」「人の尊厳」「人との関わりの大切さ」を伝え、
      ここにきました。
      力強く咲く姿に涙が出ました。
      復興はまだまだこれからです。が、大切な事を思い出し、新しい仕組みをつくりだす。
      人間の愛と知恵を実行する、きっかけの勇気をもらいます。

 


 

6月5日(火)はれ

 

宮城県岩沼市 仮設住宅 里の杜 西住宅集会所
FIT-R運営 『健康運動サロン』

 

      担当  ・新山 睦美 IR (FIT-Rインストラクター)
          ・NOBU高橋 IR (FIT-R代表)
          ・マリンホーム地域包括センター( 森さん、島貫さん、猪俣さん)
      見学  ・チームBTB(森西、湯浅、島田)

 

13:00       ・イスに座ってボールを足にはさむ体操
             ボールを落とさずにやるのは難しいが、みなさん上手にあげていらっしゃいました。
         大腿四頭筋、前脛骨筋、転倒予防の為の筋力がしっかりと養われています。
          ・手も、足も、表情、全身をつかって思いっきりジャンケン
          ・AKB48の曲に合わせてノリノリ体操

       

                      新山IRが明るく元気いっぱいのサロンにつくりあげています。
 
        はじめは笑顔が少なかった教室、こんなに元気で笑い声でいっぱいになりました。
       「一人でいたら、話さないし、TV を見て1日がおわるの」
        機会や習慣が笑顔を引き出し、健康づくりの役に立つのをひしひしと実感します。

 


 

 

14:00   あいプラザにてミーティング

 

       参加者 ・NOBU高橋IR 
           ・岩沼市健康福祉部(森さん、野口さん)
           ・マリンホーム地域包括センター

            ( 森さん、島貫さん、猪俣さん)
           ・チームBTB(森西、湯浅、島田)  

 

       仮設住宅の方が、今後も健康を維持できる仕組み

       づくりを話し合いました。