チームBTB宮城レポート②   2012.10.15~10.19

チームBTB 森西・湯浅・佐藤・戸田・小橋・大戸

10月17日(水)

午前  

    てしごとプロジェクト『WATARIS』(宮城県亘理郡亘理町)

 

    WATARISさんを訪問いたしました。
    大震災で廃業した亘理町の呉服店から譲り受けた古い着物地を使って制作した「FUGURO」 

    を、地元の主婦たちが集まって「仕事」として作成しています。

 

    「FUGURO」作成以外に、様々なワークショップが行われている場所で、私たちは森西の

    繋がりでお料理教室に参加させていただきました。


    講師は、Hawaiiから来られた素敵なご夫婦フランキーさんとchiemiさんです。
    二人は、普段はHawaiiでにホームステイを受け入れ、お料理を教えています。
    『食』は、私たちが生きていくうえで欠かせないものです。

    それを通じて健康を伝えてらっしゃいます。
    私たちは『フィットネス』を得意としますが、そのツールが違うだけで、共通するところがあ 

    ったからこそ、今回お会いできたのだと思います。


    地元の主婦8名と一緒に生パスタ作りをしました。

    ユーモアたっぷりにレクチャーされるフランキーさんとchiemiさんから、『人を愛し、食を愛 

    していること』が、言葉の壁を越えて伝わってきました。


    地元の主婦たちも、元気で笑いが絶えず、パスタ作りを楽しんでました。

    チームBTBも、美味しく、御馳走になりました。

 

    傍らで「WATARIS」のスタッフさんは作業に大忙しでした。

    百貨店で取り扱っている納品が迫っているそうです。

    こだわりを持って一つ一つ作成されています。

    「FUGURO」は、一つ一つ色や模様が異なる一点ものです。

    チームBTBでも「いちごのストラップ」を購入しました。

    2013年の3月10日にイベント会場で販売いたしますので、お楽しみにお待ちください。

 

午後  

    亘理町沿岸部
     

    亘理町も津波の甚大な被害を受けた土地です。
    海岸沿いは、どこも同じような状況でした。

    区画整理の基礎が残っている以外は何もありませんでした。
    その状態の中に、新しい家が建っていたり、骨組みが残っている家は、数人が片付けや修復作

    業を行っていました。
    まだ、手付かず…といった場所もちらほら見受けられました。


    「人の力の強さ」と「自然の力の強さ」を同時に感じました。
    何もないところでも緑の草木は生い茂る。

    壊われた家が視野に入らなければ、元来そのような土地であったと錯覚するほどでした。

    津波も自然のことです、うまく、共存していく必要性を痛感しました。

 

    それぞれに感じ、考え、繋げていく。

    共通して言えるのは、ここに来て、実際に見た自分たちだからこそ、言えること、出来ること 

    があるということ。
    今後のBTBの活動に繋がる気付きがありました。

 

    それぞれの場所で、それぞれの得意を生かし、思いを伝えていく。
    それこそが、森西の言う「大海の一滴」になることなのかもしれないと思います。

 

チームBTB 森西・湯浅・佐藤・大戸

10月18日(木)

午前

    松島


    奥の細道で有名な松島を訪問しました。

    海側に近い駐車場は、震災の影響により、地盤沈下の為、満潮時には、冠水するため、駐車は

    できない状態でした。

 

    前回訪れた時より観光客が増えており、活気づいていたように思えました。


    松島は、地震と津波で島の文化財の一部が破損するなどの被害が発生したが、周辺の自治体と

    比較して被害は軽微で済んでいる。
    その理由として、津波は浅い海に入ると速度が落ちて急激にエネルギーを失うのと、松島湾内

    に点在する島々が緩衝材となり、津波の勢いを弱めたと見られている

                                     (Wikipediaより)

 

午後

    塩竈市 みなと復興市場
    http://kankoubussan.shiogama.miyagi.jp/


    プレハブの2棟の建物に、海産物や衣服、マッサージなどの商店が入っており、小さな市場がで

    きていました。
    商店の方々はみなさん活気よく販売されていました。
    また、観光客が訪れるように、観光バスの最寄りスポットにもなっていました。
    平日にも関わらず、多くの方でにぎわっていました。
    私達も新鮮な牡蠣をいただきました。
    今の時期、ホタテ・牡蠣のシーズンだ!と商店の方はおっしゃっていました。

 

    多賀城市 七ヶ浜~名取市沿岸部


    七ヶ浜の港では、漁船はありましたが、実際、漁を、されているのか分かりませんでした。
    ただ、未だ海岸は崩れたままでした。
    こちらの沿岸部も、家屋があったであろう後が沢山残っていました。


    多賀城市の沿岸部は、工場が再開されてい、物流がされているように感じました。


    名取市の沿岸部には、復興のトラックが行き来する中、震災依頼そのままの家屋があったり、  

    新たな家が立ち始まったり、両側面がありました。


    仙台市内の活気を感じました。
    そして、少しもずつ他の地域も活気づいてきていると感じました。
    まだまだ、復興が進んでいない所もある様ですが、新たに前に進む力も感じました。

 

視察終了後

    チームBTBで会議を行いました。


     ・継続していくこと
     ・今後どこでもおこりえること
     ・体と心のケアが大切


    以上の3点が大切だと感じ、活動を継続していく必要があると感じました。